読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

「変人」ですが、何か?

 

 

普通って何?
普通でいなきゃいけないの?


という疑問を心に抱きながらも、

 


「普通」でいたい
人と違うことが怖い

 


と、誰しも一度は人と違うことに
悩みを抱えたことがあると思います。

 

 

少なくとも、私は何度もあります。

 


授業中、勇気を出して意見を発表したら、
正しい答えではないからと、
みんなに笑われました。

 


自分の価値観を周りに話してみたら、
考え方が変わってると笑われました。

 


それに、歩き方がおかしいと
みんなに笑われたこともあります。

 

 

正直、挙げだしたらきりが無いです。

 

 


あなたはどうですか?

 


私みたいに多くはなくても、
自分は間違ってるのかなと思ったことは、
一度はありますよね?

 

 

私は人と違うからと笑われたとき、
自分が否定されたような気分になりました。

 

 

そして、いつしか
人に合わせるようになっていました。

 

 

だって、その方が楽だから。
傷付かずに済むから。

 

 

でも、本当にそれでいいのかな?

 


そんな思いに
日々悩まされていました。

 

 


そんな中、
友人が私にある一冊の本を
贈ってくれました。

 

 

「面白いから読んでみて」と、
渡されたその本の中には、

 

 

私が知りたかった
大切なメッセージが
書いてありました。

 

 

まさにそのとき
私が知りたかったこと。

 

 

それは、
今のあなたが知りたいこと
でもあると思います。

 

 


普通でいたい。
普通でいたくない。

 

 

その狭間で揺らぎ悩んでいるあなたにも、
是非読んでほしい本です。

 

 


この本は、


普通でいるべきなのか?


そもそも普通って何なのか?

 

 

そんなことを考えさせてくれます。

 

 


そして、
きっとあなたが知りたかった
答えを導き出してくれるでしょう。

 

 


私はあなたに直接この本を
手渡すことはできません。

 

 

でも、紹介することはできます。

 

 

手に取るかどうかは
あなた次第。

 

 

別に無理にこの本を
読まなくても構いません。

 


この本を読めば、
あなたの中で何かが
変わるかもしれないし、
変わらないかもしれません。

 

 

でも、逆にこの本を読まなければ、
現状がすぐに変わることはない
と思います。

 

 


ただそれだけです。

 

 


あなたはどちらを選びますか?

 

 

 

私はあなたの力になりたいです。

 

 

「何で?」と思いましたよね?

 

 

でも、答えは至ってシンプルです。

 

 

 

私も同じ思いをしたからです。

同じ苦しみを知っているからです。

だから、放っておけないのです。

 

 

 

今日は、今悩んでいるあなたが
少しでも楽になることを祈って、

私を救ってくれた、

一冊の本を紹介したいと思います。

 

 

 


その本とは……

 


村田沙耶香さんの
コンビニ人間

 


です!!

 


「なんか聞いたことある」
と、思ったかもしれませんね。

 

 

実は、この本
2016年の芥川賞受賞作。

 

 

当時話題になっていたので、
読んだことはなくても、
目にしたことはあるかもしれません。

 

 


簡単に概要を紹介します。

 

 

主人公は、36才未婚女性の古倉恵子。
「普通」は結婚を意識する年ですが、
恋愛経験もありません。

 

また、「普通 」は定職につきたいと思う人が多い中、大学卒業後も就職をせずコンビニで働き続けています。

 


彼女は普通じゃないと周りの人に
不思議がられます。

 


しかし、そんな彼女が
「普通」でいられる場所こそ、
コンビニなのです。

 

 


一言でまとめると、

「普通じゃない」と言われ悩む女性が
「普通でいたい」と思いながら、
自分の生き方を見出していく物語です。

 

 

 

どうですか?

 


まさに、今のあなたに
重なるところがありますよね?

 

 


紛れもなく彼女も
普通でいたい
と思っています。

 

 

そして、

普通でいたい
普通でいるために、

コンビニで働いています。

 

 

彼女がそこまで
「普通」にこだわる理由は?

 

 

あなたが「普通」にこだわる理由は?

 

 

 


彼女の生き方に触れることで、
きっとあなたも自分自身を
見つめ直すことができると思います。

 

 

 

最後に私からあなたに一つだけ
伝えさせてください。

 

 

 

私は「変」とは最高の褒め言葉だと
思っています。

 

 

「変」なところこそ、
あなたの個性なのでは
ないでしょうか?

 


私は、人は違うからこそ
面白いのだと思います。

 

 

かの有名な金子みすゞさんの詩
「私と小鳥とすずと」の一節にもあるように

「みんなちがってみんないい」んです。

 

 


「それでも、やっぱり普通でいたい」

その気持ちもとても分かります。

 

 


しかし、私が今こう思えているのは、
この本を読んだからなんです。

 

 

 

もしあなたが彼女や私と同じように、
「普通」という言葉にとらわれ、悩み、
現状を変えたいと思っているならば、

 

 

今すぐこの本を手に取り、
あなたも「変人」になってみてください。



コンビニ人間

コンビニ人間