読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

蛙の子は蛙

 

 

何をやっても上手くいかないとき、

 


「私は所詮、蛙」

「凡人の子だから、私も凡人なんだ」

 

 


「私が上手くいかないのは、
お母さんの子だからだ」

 


と考えたことはありませんか?

 

 

もしくは、
その思いを直接ぶつけたことは
ありませんか?

 

 


確かに
人間は遺伝子で決まるということは、
否定できません。

 

 

そして、才能も例外ではないでしょう。

 

 

凡人のあなたが
今から努力を重ねても、
オリンピック選手を目指すのは
難しいかもしれません。

 

 

「凡人の子はどう頑張っても凡人」
なんです。

 

 

絶望的ですか??

 

 

「私には、これ以上頑張る価値はない。」
と思いましたか?

 

 

そうですよね。

 

 

実は、私も同じようなことを
考えてしまったことがあります。

 

 


しかし、


本当にそうなのでしょうか?

 

 

 

凡人なのは悪いこと
なんでしょうか?

 

 

凡人が努力する価値は
ないのでしょうか?

 

 

 


ここで、突然ですが、
あなたに質問です。

 

 

今日は何の日ですか?

 

 

「あれ?何の日だろう」
と思ったかもしれませんね。

 

 


今日は…
母の日です!

 

 

どうですか?
覚えていましたか?

 

 

母の日は祝日というわけではないので、
意識していなければ、ついつい
忘れてしまうこともあると思います。

 

 

「覚えています。
プレゼントも贈りました!」

 

 

 

では、感謝の気持ちは伝えましたか?

 

 

形あるプレゼントよりも、
もっと大切なものはありませんか?

 

 

 

凡人に感謝することなんて、
何もないんですか?

 

 

そんなわけないですよね?

 

 



今日が母の日だから
というわけではありませんが、

 

 

 

この機会にもう一度、
家族について考えてみませんか?

 

 

 


凡人であろうとなかろうと、
あなたの家族がいなければ、
あなたは今ここにいません。

 

 


感謝を伝えるのは、「照れ臭いな」
という気持ちもよくわかります。

 

 

 

しかし、あなたが思う当たり前は
永遠に続くというわけではないのです。

 

 

もしあなたが今感謝を伝えなければ、
今後も感謝を伝える機会を逃し続け、
取り返しのつかないことが
起こってしまうかもしれません。

 

 


考えてみてください。

 


実は、あなたは凡人であることに
感謝したことがあると思います。

 

 

 

家族がいること

 

 


そんな当たり前だと思っていること、
平凡なことが、


実は、何よりも幸せなことなのでは
ないでしょうか。

 

 

 

「そんなこと分かってる」

 

 

そうですよね。
あなたも分かっていると思います。

 

 



しかし、
あなたは感謝が伝わらないまま
終わってしまうことを
想像してみたことはありますか?

 

 


私も、もしあの時、
あの本に出会っていなければ、
こんなこと全く考えていなかった
かもしれません。

 

 

あの本に出会ったことが、
私の中に変化をもたらしてくれました。

 

 

今日はあなたにも
その本を紹介したいと思います。

 

 

 

あなたもその本を読めば、
家族について考えずには
いられなくなるでしょう。

 

 

逆にこの本を読まなければ、
大切なことをまた今回も
見過ごしてしまうかもしれません。

 

 

 

今ならまだ間に合います。
あなたも読んでみませんか?

 

 


あなたが先延ばしにしてきたこと、
家族について考えさせてくれる本を。

 

 

 

その本とは……

 

 

 

渡辺 浩弐さんの
「家族の絆」
という小説です!

(「1999年のゲーム・キッズ」より)

 

 


「家族の絆」と聞くと…

 

きっと親と子の絆を描く、
涙必至の感動ストーリー
を思い浮かべたのではないかと思います。

 

 

 

しかし、

 

実はこの小説は
心温まるストーリーではありません。

 

 

むしろ、
その逆と言った方が良いでしょう。

 

 

 

しかし、だからこそ、
家族の絆について、
深く深く考えさせてくれるんです。

 

 


簡単にあらすじを紹介します。

 


主人公はある家庭ゲームを楽しむ少年。
そのゲームは、人間の運命や才能は、
全て遺伝子が決めていると言います。

勉強も運動もできない主人公は、
自分が何も上手くいかないのは
遺伝子が原因だと、
母親に思いをぶつけます。

その思いを知った母親は………。

 


そこには、思いも寄らぬラストが
待ち受けています。

 

 

 

そのラストとは………?

 

 

 

短編なのでとても読みやすいですが、
短くもあなたに強烈なメッセージを
訴えかけてくれるでしょう。

 

 


1994年に発刊されたこの本は、
1999年という、当時の近い未来の姿を
予測していました。

 


今や1999年はとうに過ぎ去り、
2018年。

 


今、世の中は
さらに大きく変わろうとしています。

 

 

家族の絆は時代とともに、
変わっていくものなのか?

 


その点に注目してみても、
面白いと思います。

 

 

 

あなたの家族は、どんな家族ですか?

 


あなたの家族に絆はありますか?

 

 


あなたも、一番身近だからこそ、
つい見えなくなってしまっている
家族について考えてみませんか?

 

 

 

あなたの家族のストーリーが
結末を迎えてしまう前に、

今すぐこの本を読み、
あなたも自分の家族の絆について、
見つめ直してみてください!

 

 

 

 

あなたがこの本を読むという行動も、
実は遺伝子によって決められていたこと
なのかもしれませんが……。




1999年のゲーム・キッズ(上) (星海社文庫)

1999年のゲーム・キッズ(上) (星海社文庫)

1999年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)

1999年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)