読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

現実か虚構か?それとも?

 

あなたの目の前で起きたことが、
現実なのか、虚構なのか
自分では判断がつかず、
頭が回らなくなったことは
ありますか?


嘘か本当なのか
何を信じたらいいのか
わからなくなったこと
ありませんか?


自分の中に二面性を
感じたことはありますか?

 


私はあります。


現実だと思ったら、夢だった…


あの人が言ってることは
嘘なんだろう、本当なんだろう。


どっちが本当の私なんだろう。

 


あなたも考えたことありますよね?

 


そして、その問いの答えは……


どちらも本当で、どちらも嘘かも
しれません。

 

つまり、
どっちが正しくて、
どっちが間違ってるなんて、
一つに決める必要は
ないのかもしれません。


どちらも正しくて、
どちらも間違っているんです。


正/誤

そのどちらかに目が行きがちですが、
物事には二面性があります。


「人に嘘をついてはいけない」


多くの人がこれを正しい行いだと
言うでしょう。


しかし、
それが相手のためを思った嘘だったら?


大切な人を守るために
どうしても必要だったら?


その行為は間違っていると
言えるのでしょうか?

 

物事には二面性があるということを
意識することができれば、あなたは
どうしても狭くなりがちな視野を
広げることができるかもしれません。

 

私自身、
物事には二面性があるということを
全く知らなかった訳ではありませんが、
やはり実際にその物事に対峙したとき、
気付かぬうちにどんどん視野が狭くなって
いました。


しかし、
ある一冊の本を読んだことで、
物事には二面性があるということに、
改めて気付くことができました。

 


現実と虚構。

嘘と真実。

裏と表。

正義と悪。

 

あなたが見ているのは
現実なのか、虚構なのか。


嘘か真実なのか。


あるいは……

 


そんなことを考えさせてくれます。

 

この本を一言で表すと、
複雑で、謎に満ちた本です。


あなたの頭をかき乱します。


しかし、
あなたに大切なことを
考えさせてくれます。


だから、読んで欲しい本なんです。

 

 

その本とは…………

 


長野まゆみさんの

「兄と弟、あるいは書物と燃える石」

 

です!!

 

どうですか?


タイトルから「兄弟の話かな?」
と予想がついたと思います。

 


そうです。
兄と弟の関係がとても鍵になる本です。

 


しかし、ただの兄弟物語ではありません。

 


そのストーリーが
なんとも複雑なんです。


現実なのか、虚構なのか
そんな話が入り乱れます。

 

あらすじを紹介しようと思いましたが、
上手く説明するのが難しいので
割愛します。


きっと、読んだ方が早いです。
読んだらわかります!

 

「そんな複雑な話、読むのが難しそう」
と思いましたよね?

 

複雑、不思議、謎
そんな言葉が並ぶと、
読みたくないって思ってしまいますよね。


しかし、この本、
謎めいているにも関わらず、
不思議とすっと読めました。

 

また不思議って言葉が
出てしまいましたが……


読んだ人にしかわからない
世界があるのだと思います。


もしあなたが
その世界を知りたいと思わない限り、
知ることのない世界です。


あなたは読みますか?
読みませんか?

 

きっと、この本はあなたにとって
現実であり、虚構です。

 

もしあなたが物事の二面性に目を向け、
視野を広げてみたいと思うならば、

今すぐこの本を手にとり、
あなたも不思議な世界に
振り回されてみてください!


兄と弟、あるいは書物と燃える石

兄と弟、あるいは書物と燃える石