読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

蘇る青春時代ー揺れる心と命の灯火

 

あなたの生きる意味は何ですか?

 

 

私の生きる意味って何だろう

 

自分が生きている意味を見出せない

 

どうせいつか死ぬのだから

生きてても意味がない

 

 

いっそ、死ぬのも悪くないか

 

 

そんなことを考えてしまったこと

ありませんか?

 

 

生きる意味って何なんでしょうね

 

難しいですよね。

 

私自身も正直はっきりとした答えを

出すのは難しいです。

 

 

しかし、

それでも私は

生きようと思うんです。

 

答えがあるのかもわからないけれど、

必死になって生きたいと思うんです。

 

 

意味もなく生きているわけではない

と思うんです。

 

 

私はある一冊の本を読んだとき、

この思いが胸の奥に確かに存在すること

を感じました。

 

 

はち切れるような込み上げてくるような

情動的なものではないけれど、

ずっしりと、私の心から離れない、

私の芯に、軸に、確かに座っている

 

そんなもののように思えました。

 

 

なぜだろう?

と考えてみましたが、

 

 

それは、その本を読み、

命の儚さと生きることの尊さに

改めて気付かされたからかもしれません。

 

 

生命の輝きと虚しさ。

生と死。

 

 

命って…

 

生き生きとのびのびと

泥臭く懸命に根を伸ばし続ける

大きな大きな木のように

 

強く、高く、希望に満ちたもの

 

でもあるけれど、

同時に、

 

今にも消えそうで、儚くて、

まるで青春時代の煌めきのような

 

小さくて脆いものでもある

 

 

そんなことを考えさせてくれる

一冊の本があります。

 

 

私はこの本を読み、

「生きよう」と思いました。

 

ただ生きるのではなく、

もっと力強く「生きよう」と。

 

 

あなたもこの本を読み、

もっともっと生きませんか?

 

 

 

その本とは………

 

 

三田誠広さんの

いちご同盟

 

です!!

 

 

 

簡単にあらすじを紹介します。

 

 

主人公は中学三年生の良一で

ピアノを習っている。

良一はとあることから野球部のエース

徹夜と知り合い、徹夜を通じ、

重病で入院中の直美を知る。

 

3人はそれぞれの思いや悩みを抱え、

もがき、交わり、昂まり、揺らめきながら

青春時代を共にする………

 

 

 

私はページを開いてすぐにぐいんと

物語の世界に引き込まれていました。

 

 

あなたにもきっとあった

青春時代。

 

眩しく切ない日々。

 

 

恋愛。

 

友情。

 

 

ピアノの旋律のように

複雑に繊細に揺れる心と

どうしようもない虚しさに

居ても立っても居られなかった

あの時。

 

 

そんなことを考えながら、

良一たちの足取りを辿ると…

 

 

二度と戻らない青春時代の

一瞬の煌めきが蘇り、

胸がじわじわと熱くなりました。

 

 

 

力強く儚い命

生と死

生きることの意味

 

 

いちご同盟とは?

 

 

二度と戻らない命の重みに触れ、

目頭が熱くならずにはいられません

でした。

 

 

もしあなたが自分の生きる意味を

見出せず、悩んでいるならば、

今すぐこの本を手に取ってみてください。

 

きっと、生きて生きて生き抜きたい

と思えるはずだから。

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)