読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

人間観察ー「人と比べるな」というけれど

 

 

あなたは、「人間観察」ってしたことありますか?

 

 

あの人何しているんだろう?

 

あの人ってどんな人なんだろう?

 

 

 

街に出かけ、「今から人間観察するぞー!!」というように堂々と人間観察するような趣味があるというわけではなくても、

 

誰しも少なからず、他人のことって

気になるものなんだと思います。

 

 

例えば、ついついSNSを覗いてしまうのも、

他人のことが気になるという

心の表れなのかもしれません。

 

 

 

想像してみてください。

 

もし仮に友人が幸せそうな投稿をしていたら…?

 

逆に現状を嘆くような投稿をしていたら…?

 

 

他人のことを覗いたとき、観察したとき、

あなたは無意識に自分と他人を比べていませんか?

 

 

そして、他人と比べた自分に一喜一憂していませんか?

 

 

あの人みたいに才能があったら…

 

あの人よりはまし…

 

 

他人と自分を比べて優劣をつけていませんか?

 

 

人に優劣なんてあるのでしょうか。

 

 

人は人で、あなたはあなただと思います。

 

 

人がいるからおもしろいし、

あなたがいるからこそおもしろいのでは

ないでしょうか。

 

 

他人と自分を比べることで、

他人を非難したり、自分に嫌気がさしたりしてしまう…

 

 

そんなの悲しくないですか??

 

 

人を知るからこそ、人と比べるからこそ、

人が好きになる。

 

そして、自分が好きになる。

 

 

そんなことを考えさせてくれる

本があります。

 

 

今日は他人と自分比べてしまい、

一人で悩んでいるあなたに

あなたがあなたらしく生きるためのヒントを

教えてくれる本を紹介します。

 

 

 

その本とは………

 

 

高峰秀子さんの

『にんげん蚤の市』

 

です!!!

 

 

「にんげん蚤の市」って何だろう?

と思いましたよね。

 

 

実は私もこのタイトルに惹かれて

この本を手に取りました。

 

 

にんげん蚤の市

 

 

名女優にして随筆の名手である高峰秀子さんが綴る

人間観察エッセイ。

 

 

そこに登場するのは、面白い人間たち。

 

 

 

かけがえのない思い出。

 

大好きな人、とっておきの人たちとの

豊かなエピソード。

 

鋭い洞察力と美しい感性。

 

ページをめくるたびに増すワクワク感。

 

 

いつの間にか私も彼女の見た世界に

引き込まれていきました。

 

 

そして、この本を読み終えたとき、不思議と

ああ、人間捨てたもんじゃないなと思いました。

 

 

色んな人がいるからこそ、

人間って面白いなって思いました。

 

 

 

あなたはどんな人とどんな日々を送るのか……

 

 

色んな人がいるから自分と比べることができる

 

比べることができるから自分が見えてくる

 

 

 

そこに順位や優劣をつけるのではなく、

一人一人の個性を認めることができたら、

世界はもっと面白くなるような気がしました。

 

 

 

もしあなたが他人と自分を比べてしまい

一人で苦しんでいるならば、

今すぐこの本を手に取り、

人間の面白さを噛みしめてみてください。

 

にんげん蚤の市 (河出文庫)

にんげん蚤の市 (河出文庫)