自分を客観視してみる〜あなたに良心はありますか？〜
あなたは自分を客観的に
見つめたことはありますか？
他者から見た自己について
意識したことはありますか？
突然そんなこと言われても
難しいですよね。
でも、きっとあなたも一度は
自分は外から見てどんな人間なんだろうと
思ったことがあると思います。
外から自分を見る…
他者から見た自己…
他人からどう思われるか…
そんなことを聞くと、
「私は他人の顔ばかり伺って生きたくない」
と思われるかもしれません。
確かに自分の人生を全うするためには、
自分の気持ちに従うことも重要です。
しかし、それだけでは、どうしても
視野が狭くなってしまうと思います。
自分、自分、自分。
自分が良ければそれでいい…
自分が一番…
自分は大切だということはよくわかっています。
しかし、それでも敢えて伝えたいことは、
果たして本当にそれだけで良いのかということです。
あなたの人生はあなたのもの。
だけど、そんなあなたの人生は
決してあなただけでは送ることが
できないものなのだと思います。
あなたが今ここにいるのは、あなただけの
おかげではないのだと思います。
直接支えられてると感じられなくても、
きっと多くの人の支えがあって、
今あなたはここにいるのだと思います。
だからこそ、
あなたの視野を広げ、あなたの人生を
より豊かなものにするためには、
時には自分を客観視してみることも
大切なのではないでしょうか。
そんなことを考えさせてくれる本があります。
私はこの本を読み、自分を、自分の行いを
見直してみようと思いました。
そして、実際に自分について
客観的に捉えてみることで、
良いところも悪いところも含め
今まで気づかなかった自分の
一面に気づくことができました。
内から見た自己と、外から見た自己。
違うようで同じ、同じようで違う。
小さいようで大きくて、大きいようで小さい、
そんな自分の一片を知ることができた
気がしました。
自分を客観的に見てみることは
決して簡単なことではありません。
しかし、大切なことだと思います。
他者から見た自己を考えてみたとき、
あなたは何を思うのでしょうか。
あなたはどんな姿をしているのでしょうか？
あなたもこの本を読み、
自分を客観的に見つめてみませんか？
その本とは……
トマス・ハーディの『良心ゆえに』
です！！
『良心ゆえに』は、
代表作『テス』などでも知られる
英国の文豪トマス・ハーディによる
短編小説の一つで、短編集の中に
収録されています。
ざっくりとあらすじを紹介すると、
とある事情から良心に苛まれたとある男が
良心を果たそうとする話。
その事情とはいったい何か？
その良心とは？
良心を果たそうとした結果、
彼らの運命はどう変わっていくのか？
果たしてその男の行動は良心に基づいていた
と言えるのだろうか？
そんな点に注目しながら、
読んでいただきたい作品です。
一般には、
良心とは、良い行いをしようとする心
のことを指すと思います。
「良い行いをしたい」
「良心を持ちたい」
誰もが一度は思ったことが
あると思います。
いや、人として生まれた以上、
日々良心に基づいた行動を
意識して過ごしているかもしれません。
それはすごく大切なことだと私は思います。
しかし、それと同時に
あなたの抱いている良心が必ずしも
相手の思う良心と一致するとは限らない
ことも覚えておく必要があると思います。
人のためを思った行動が相手にとっては
仇となることも案外あるからです。
本当に人のためを思うためには
一時的で短絡的な考えではなく、
長い期間を見据えた、広くて
深い思考が必要なのかもしれません。
もし、あなたが自分の良心は
良心と言えるのかと疑問に思ったとしたら、
客観的に自分を見つめてみることが
重要だと思います。
もし自分が相手の立場だったら？
なぜあなたは良心を持ちたいのか？
自分のため？
人のため？
そんなことを考えながら、
深く深く自分を見つめてみてください！
ああ…
良心っていったい何なのでしょうか？
良心を持つとはいったい
どういうことなのでしょうか？
果たしてあなたは良心を
持っているのでしょうか？
もしあなたが良心を持ちたいと思うならば、
今すぐこの本を手に取り、
自分を客観的に見つめてみてください！
