読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

現代アートのすすめ〜作品と向き合い自分を知る〜



あなたはアートに関心はありますか?

現代アートに関心はありますか?


突然、アートのことを言われても
「難しい」
「わからない」
「とっつきにくい」
と思われるかもしれませんね。


確かに、一口にアートと言っても、
本当に様々で……。


「アートとは何か?」
「何を持ってアートとするのか」
現代アートの現代っていつのこと?」
「どんな風にアートを楽しむべきなのか」

など、色々なことを考えてしまいますよね。


きっと、アートの世界って
一言では語ることができないほど、
奥深いものなんだと思います。


しかし、そうは言っても、
アートに触れるのにそんなに深く考える
必要はないのかもしれません。


あなたの純粋な気持ちや感情、
感覚に従って良いのだと思います。


「面白そうだから見てみようかな」
とか。

「この作品好きだな」
「ちょっと苦手だな」
とか。


「もしかしてこんなメッセージが
込められてるのかな…」
とか。


「知識を持ち合わせない」と不安にならずに、
あなたなりの楽しみ方を見つけていけば
良いのだと思います。


そこからあなたなりにアートの世界を
広げていけば良いのだと思います。


そう心得ることができれば、
今よりももっとアートが身近に
感じられるのではないでしょうか。


アートって面白いんです!
現代アートって面白いんです!


そんなことを考えさせてくれる
一冊の本があります。


私はこの本を読み、現代アートの面白さを
改めて感じることができました。


アート初心者である私が抱えていた
色んな不安を取っ払って、もっと
純粋に現代アートを楽しんでみたい
と思うことができました。


あなたもこの本を読み、現代アートの世界へ
一歩足を踏み入れてみませんか?


アートはあなたが生きていく上で
必須のものではないかもしれませんが、
きっとあなたの人生を豊かにしてくれる
のではないでしょうか。



その本とは………


原田マハさん、高橋瑞木さんの
『すべてのドアは、入り口である。
現代アートに親しむための6つのアクセス』
です!!


この本は、タイトルにもあるように、
あなたが現代アートに親しむための
「6つのドア」を提示してくれます。


アートを愛する原田マハさんと
高橋瑞木さんのお二方が語る
現代アートの世界。


対談形式で、ワクワクしながら
読み進められる、素敵な本です。


あなたもこの本を読めば、きっと
奥深い現代アートの世界へのドアを
開けることができるでしょう。


「アートって何だろう?」
現代アートって何だろう?」


そんな問いに答えるのは
難しいかもしれません。


でも、
はっきりとした答えがないからこそ、
面白いのだと思います。


まずは、知識云々よりも、
その作品に触れ、あなたが何を感じ、
何を思ったのかが重要なのだと思います。


「可愛い」
「面白い」
「怖い」


きっと作品に触れてみると、
何かあなたの中で考えが浮かぶはず。


あなたは何を感じましたか?
あなたはなぜそう思ったのでしょうか?


私はこの「考える」ということが、
自分を知るために、形作るために、
とても大事なことだと思っています。


私は、あなたが考えたことには、
あなたがぎっしり詰まっている
と思います。


あなたの歴史、経験、記憶、感情、夢……
複雑なものが絡み合い、あなたの価値観を
かたどっていくのだと思います。


あなたの考えや価値観は
他の人には考えようのない、
あなただけのものであると思うし、
何より個性が溢れたものだと思うのです。


そして、考えるというプロセスは、
あなた自身と向き合う絶好のチャンス
だと思うのです。


例えば、私はこの本を読むことで、
様々なことを考えました。


ここに書いていることはもちろん、
それ以外にもあれこれ考えました。


それらのプロセスって、あっちに行ったり、
こっちに行ったりして、誰に見せるものでも
ないのだろうと思いますが、次々と考えが
巡ってくるあの感じって、実はすごく大切な
気がしませんか?


自分が自分と対話してるような
気がしませんか?


我思う、ゆえに我あり」という
デカルトの言葉もあるように、
ちゃんと自分はいるんだと
思えてきませんか?


普段は無意識に考えているかもしれませんが、
なぜそう思ったのか突き詰めてみれば、
やはりこれまでに作られてきた自分が
色濃く反映していることに気付きました。


自分の価値観を再確認することが
できました。


もし考えることを辞めてしまったら
空っぽになってしまう気がするのは
私だけでしょうか。


少なくとも私は、考えるというプロセスを
辿ることで、自分と向き合うことができると
思っています。


そして、考えることで、自分の心が
育っていくのではないかと思っています。


私は、考え続けたいから読書もするし、
アートにだって触れたいんですよね。



「別にアートに触れなくたって」
「作品に触れなくたって」
と思われるかもしれません。


確かに作品に触れなくても、
あなたは考えることができます。

思考を巡らせることができます。


別に作品にこだわらなくても
いいかもしれません。



それでも、私が作品を楽しむことを
おすすめしたいのは、作品はあなたが
考える手助けをしてくれると思うからです。


あなたの考えを喚起してくれる存在
だと思うからです。


作品に触れ、何かを感じる。
その、何かはみんな違う。
むしろ、みんな違うから面白い。



きっと作品に触れなければ、あなたは
作品に触れたときに味わうことのできる、
あの感覚を知ることもないでしょう。


そして、
作品を鑑賞したときと同じような
物事を考えることもないでしょう。


作品に触れるのと、触れないのでは、
少なくとも1回は考える機会が、
自分と向き合うチャンスが、
減ってしまうように思いませんか?


そう思えば、やはり現代アートはもちろん、
様々なものに触れてみることは、人生を
豊かにしてくれるような気がしてきます。


私は作品と向き合うことで、自分の考え方や
価値観を再確認することができるのでは
ないかと思います。


これこそが私の価値観でもあり、
この本に考えさせられたこと
なんだと思います。


きっとあなたがこの本を読めば、
別の考えが浮かぶことでしょう。


それがあなたらしさであると思いますし、
違うからこそ、面白いのだから、
自分の考え方を大切にしてほしいと
思います。


そして、もし余裕があれば、
意見交換をしてみてください。


作品に触れるのと同じように、
他の人の考え方に触れることもまた、
あなたと相手が考えるきっかけにも
なります。


それに、一人だけでは思い浮かばなかった
新たなアイデアが湧いてきたり、今までは
気付かなかった自分の一面を知ったりする
ことができるかもしれません。


お二方が意見を交換し合う、対談の中にも
このことが垣間見られることが、何よりの
証拠になるかもしれませんね。


もし、現代アート作品を見て、
何か感じることがあったのなら、
あなたの思いを直接アーティストに
ぶつけることも可能です。


なぜなら、
同じ時代に生きているのだから。


同じ時代に生きるアーティストとともに、
作品を、時代を作ることができるのも、
現代アートの魅力なのかもしれません。



あなたの目の前にある6つのドア。

その奥に広がっている世界とは………


もしあなたが自分の価値観を探ってみたいと
思うならば、今すぐこの本を手に取り、
現代アートの世界へのドアを
開いてみましょう!

すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス

すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス