読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

世界の変化と自分の変化〜周りに流されない自分とは〜

 

あなたは身の回りの変化に
気付いていますか?


自分の変化に気付いていますか?


多分あなたが意識しないうちに、
あなたの身の回りは変化している
のだと思います。


そして、それに伴い、あなた自身も
変化しているのだと思います。


知らず知らずのうちにあなたも世の中の変化を受容しているのだと思います。


例えば、一昔まではガラケーを使うのが
主流だったけれど、今は多くの人が
当たり前のようにスマートフォン
使っています。


何の驚きも疑問もなく。


多分どんなに世に驚かれた技術でも、
時間が経てば当たり前になるんですよね。

まるで前からずっと横にあったかのように。


よくよく考えたらそうなんだと思いますが、
自分ではなかなか意識しませんよね。


世の中が変わることで、
自分自身も変わるんだと思います。


今あなたはスマートフォンのない
生活を考えることはできますか?


きっと難しいですよね?


でも、もしスマートフォンを超える
何かが誕生したとき、あなたにとって
スマートフォンは過去のものになり、
新しい何かを使うことが当たり前に
なっていくんだと思います。


そうするうちに、また新しい何かが
誕生し、人々の関心を奪っていく……


そうやって歴史は紡がれていくのかも
しれませんね。


それに、これは技術的変化だけの話では
ないのだと思います。


例えば、あるコミュニティから離れ、
別のコミュニティに参加することで、
徐々に新しいコミュニティの規範や
雰囲気に染まっていくことは
多々あることだと思います。


今までの規範とは異なることに
最初は動揺を示していたとしても、
気付いたときには、自分もその規範に
従っているのだと思います。


良い意味でも悪い意味でも、
人間って結構環境に影響されますよね?


世の中の変化に対応することができるのは、
凄いことだと思います。


でも、どんなに世の中が変化したとしても、
自分を忘れないことが大切だと思います。


大好きな人への愛の表現の仕方が
どんなに変わったとしても、
変わらぬ愛を持ち続けていたい…


どんなに世の中が変わったとしても、
自分の夢や信念を持ち続けていたい…


下手くそでもいいから、
自分の言葉で表現し続けていたい…

 

とどまることを知らないこの世界。


流されるままに何でもかんでも
受け取るのではなく、
自分の頭で判断することが
重要なんだと思います。

 

もし世界が想像もつかないほど、
大きく変わったとしたならば、
私たちは一体どんな風になるのだろう。


どんなに周りの環境が変わったとしても、
自分らしさを保ち、違うと思ったことには
意を唱えることができるのだろうか。


好きなものを好きと声を大にして
言うことができるのだろうか。

 

そんなことを考えさせてくれる
一冊の本があります。

 

あなたもこの本を読み、
世界の変化と、自分の変化に
目を向けてみませんか?

 


その本とは……


山田胡瓜さんの
バイナリ畑でつかまえて

です!!!


このタイトル、結構気になりませんか?


私は『ライ麦畑でつかまえて』を思い出し、
ついつい手にとってしまいました。


とは言っても、やはり
「バイナリ畑って何だろう?」
と疑問に思いますよね?


私も疑問に思い、調べてみたのですが、
バイナリとは一言で言えば、
二進数のことらしいです。

IT用語らしいです。


IT用語と来たら、もうお気付きかも
しれませんが、この本のテーマはIT。


今やITは私たちの生活に欠かせないもの
になったと思いますが、IT本と言われると、
なんだか堅苦しさや難しさを感じますよね。


でも、考えてみてください。
ITはあなたのすぐ側にあるんです。


この画面だって……


気付かぬうちにあなたの生活に
溶け込んでいるんです。


この本はそんな日常を切り取った作品で、
テクノロジーの進歩と人間の関係について
描かれています。

 

それでも「難しそうだ」と思ったあなた!
ちょっとお待ちください!

 

実はこの本、マンガなんです!
もともとはIT記者として活動していた
筆者がwebマンガとして始められたもの。


ショート形式のマンガ数本と、
表題の『バイナリ畑でつかまえて
が収められています。


ちょっとした用語解説もあり、
知識がなくても楽しめる、
さらりと読みやすい本なんです。


またこの本に登場するのは、
架空のサービスやモノではなく
お馴染みのSNSであるFacebook
TwitterGoogleマップなどで、

リアルに起こり得そうなあるある話を
味わうことができます。


この本を読むと、私たちの毎日って
「こんな感じだったかな?」と
一瞬疑問に思うかもしれません。


しかし、これが多分私たちの日常
なんだと思います。


あなたが意識していないうちに、
徐々に日常も変わっていってるんだと
思います。

 

日常話だからこそクスッと笑えたり、
じんわりと心が温かくなったり、
切なくなったりする……


日常ゆえに当たり前のこととして捉え
普段気付いていなかったことに改めて
目を向けさせてくれてくれる……


楽しく読むことができるながらも
深く考えさせてくれる作品です。

 

新編の巻末に掲載されている
筆者によるライナーノーツはとても
読み応えがあり、また違った視点から
考えされられるものがありました。

 

今日テクノロジーはめまぐるしい進歩を
遂げています。


あなたはどのようにテクノロジー
向き合いますか?


テクノロジーの進歩は世界にどのような
変化をもたらすのでしょうか?


その時、私たちは何を思い、
何をしているのでしょうか?

 

テクノロジーの進歩って、人の考え方や
人間関係にも影響を与えるんだと思います。


しかし、
どんなに世の中が移り変わっても、
変わらないものはあるはず。


その揺るぎない何かを
変えてしまうのか変えないのかは
あなた次第なのかもしれません。


使うのではなく、使われるのではなく、
どう向き合うか。


世界がどんなに変わったとしても、
自分を忘れずにいられるのには、
そんな視点が大切なのかもしれません。


もしあなたが自分を忘れずにいたいと
思うならば、今すぐこの本を手に取り、
あなたのテクノロジーとの付き合い方を、
日常を振り返ってみてください!!

 

バイナリ畑でつかまえて (新編)

バイナリ畑でつかまえて (新編)