読書は自分探し

自分探しをしている人に向け、小説を中心に本の紹介をします。読書には奥深い魅力があり、その魅力の一つが自分探しができる点です。あなたも読書を通して、自分探しの旅に出かけてみませんか?

読書家で食いしん坊で写真ファンのあなたに

 

 

あなたは食べることは好きですか?

 

本を読むことは好きですか?

 

写真は好きですか?

 

 

私は全部好きです。

 

 

あなたも全部とは言わなくても、

どれか一つでも当てはまるものが

あるのではないでしょうか?

 

 

 

あなたは今までに、

読書をしていると巡り合う、

食事シーンに釘付けになったことは

ありませんか?

 

 

本に登場するあの食べ物の味を

想像したことありませんか?

 

 

あの美味しいな食事の写真を見るだけで、

お腹が空いてきたことありませんか?

 

 

私はあります。

 

 

この食べ物って

どんな食べ物なんだろう?

 

美味しそう。

 

不味そう……

 

 

 

食べ物のことを想像していると、

お腹が空いてきますよね。

 

 

本のことを思い浮かべてみると、

本を読みたくなりますよね。

 

 

写真のことを考えていると、

写真を見たり撮ったりしたくなりますよね。

 

 

 

食べることが好き。

本を読むことが好き。

写真が好き。

 

 

 

どれか一つでも当てはまるのならば、

一度は手にとってほしい本があります。

 

 

きっとあなたにも楽しんでいただける

のではないかと思います。

 

 

 

その本とは………

 

 

 

『ひと皿の小説案内

主人公たちが食べた50の食事』

(ダイナ・フリード著/阿部公彦監修・翻訳)

 

です!!!

 

 

 

この本はタイトルの通り、

小説案内本。

 

 

しかし、ただの小説案内では

ありません。

 

 

この本は小説の「食」に

フォーカスを当てた本なんです!

 

 

例えば、

失われた時を求めて』の

マドレーヌと紅茶。

 

 

私も以前『失われた時を求めて』を

読んだとき、ついついマドレーヌと

茶の味を思い浮かべてしまいました。

 

 

もしあなたも『失われた時を求めて』を

読んだことがあるならば、

きっと思い浮かべたのではないかと

思います。

 

 

著者もあなたと同じように

マドレーヌと紅茶を思い浮かべました。

 

 

そして、それを想像し、

形にしました。

 

 

 

その形とは……

写真です!!

 

 

 

50もの作品の食事が、

著者のもと、写真という形で

あなたの目の前に現れます。

 

 

つまり、

物語に描かれた50の食事シーンが
こだわりの写真として

再現されているのです。

 

 

 

この本は食べ物と写真と

物語と出会うことができる

とっても素敵な本です。

 

 

本の一節を味わいながら、

食事を思い浮かべる。

 

 

こんな味かな。

こんな見た目かな。

どんな食器を使っているのかな。

 

 

考えただけで楽しくなります。

 

 

 

写真を見ながら、

物語を思い浮かべる。

 

 

この食べ物を食べたときの心境は?

 

主人公はこの食事に

どんな思入れがあったのだろう?

 

 

想像しただけでワクワクします。

 

 

 

物語と食べ物のちょっとした豆知識が

さらに作品や食事を味わい深いもの

に仕立ててくれ、

 

 

この本を読めばきっとあなたは

満腹になるでしょう。

 

 

いや、もっと食べたい、

もっと読みたい、

もっと見たい。

 

 

あなたのそんな好奇心をさらに

掻き立てさせてくれるかもしれませんね。

 

 

 

著者は、本を読むことと

食べることは似ていると

考えています。

 

 

食べて、栄養を摂取するように、

本を読むことで色んなものを摂取

することができるのです。

 

 

もしあなたが沢山のものを「摂取」したい

と思うならば、今すぐこの本を読み、

50の食事と50の物語を、思いっきり

味わってみてください。


ひと皿の小説案内

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